みなさんこんにちは、大阪(船場・梅田・上新庄)西宮北口にある、マザーシップ保育園です。言葉遊びの一つとして、子どもにも大人気の「なぞなぞ遊び」。みなさんは、保育で取り入れる「なぞなぞ」にどんなねらいがあるのか、ご存知でしょうか。今回の記事を読むと、以下のことがわかります。

  • 保育になぞなぞ遊びを取り入れるねらい
  • なぞなぞを出題するコツ

そこで今回は、保育で取り入れるなぞなぞについて、ご紹介します。

 

なぞなぞ遊びを保育に取り入れるねらい

なぞなぞ遊びは、とんち要素のある問いかけをして、相手に答えてもらう遊びのことです。なぞなぞには道具が必要ないため、手軽に遊ぶことができます。そのうえ、子どもの成長につながる要素がいくつも詰まっている遊びなのです。保育になぞなぞ遊びを取り入れるねらいは次の2つです。

  • 興味関心のきっかけになる
  • 思考力が育つ

一つ一つ見ていきましょう!

 

ねらい①興味関心のきっかけになる

 

なぞなぞは、子どもの興味を引き出すきっかけになる遊びです。そのため、目的をもってなぞなぞを出題することで、その内容に関心を持つよう誘導することができます。

  • 季節のイベントのときに、そのイベントに関するなぞなぞを出題する
  • 読み聞かせ前に、その本の内容にちなんだなぞなぞを出題する

このように、なぞなぞは学びの「導入」として取り入れることができるのです。

 

ねらい②思考力が育つ

 

なぞなぞは、子どもの思考力を鍛える方法としても有効です。なぜなら、大人がすぐに答えを与えず、子どもが自分で考える時間を作ることができるからです。

また、問題と選択肢を聞くことで、語彙を増やすことにもつながります。なぞなぞに慣れてきたら、子どもに問題を作ってもらうのもいいでしょう。こうして答えと問題文を自分で考えることで、説明する力や相手に伝える力を育てることができるのです。

なぞなぞは、楽しみながら思考力を育て、言葉の力を身につけるにはもってこいの遊びと言えます。

 

なぞなぞを出題するコツ

なぞなぞ遊びが子どもたちの成長によりつながるように、大人が意識しておいた方がいいポイントがあります。

  • 選択肢を用意する
  • 問題を最後までよく聞くように伝える
  • 子どもが考える時間を設ける

それでは、なぞなぞを出題する際のコツを3つ見ていきましょう。

 

①選択肢を用意する

 

なぞなぞを出題するときは、3つほど選択肢をあげましょう。なぜなら、複数の選択肢があることで、子どもがもし答えが分からなくても、考えることを諦めなくなるからです。また、一問にかかる時間が長くならないことも、選択肢を用意する理由の一つです。

 

②問題を最後までよく聞くように伝える

 

なぞなぞを読み上げる前に、問題と選択肢を最後までよく聞くように伝えましょう。集中力が鍛えられ、人の話を聞く練習にもなります。

 

③子どもが考える時間を設ける

 

なぞなぞを出題したら、すぐに答えを言ってはいけません。急がずに、子どもが自分で考えられる時間をきちんと設けましょう。こうすることで、子どもは自分で考える力を身につけることができます。

もし、時間をかけても答えが分からないようであれば、ヒントを出してあげるのも出題のコツです。また、周りのお友達と相談をして、一緒に答えを考えられるように、声掛けをしてもよいでしょう。

 

さいごに

 

なぞなぞは、道具が必要ないので、いつでもどこでも楽しめる遊びです。出題側が意図をもってなぞなぞを出すことで、子どもの興味関心を高めたり、楽しみながら思考力を鍛えたりすることができます。