英語の需要が高まる中、保育園での英語教育も浸透しつつあります。

保育園で英語教育に取り組むことによってもたらされるメリットやデメリットを知りたい方も多いのではないでしょうか。

そこで今回の記事では、保育園での英語教育の現状とメリット、デメリットをそれぞれ紹介していきます。

保育園での英語教育

保育園では、英語教育の需要が高まりつつあります。

その背景には小学校から始まる英語教育が関わっているからです。

具体的に、2017年の学習指導要領の改定による小学3年生からの外国語活動の必修化が影響しており、前準備として保育園や幼稚園でも英語活動を導入するようになったと言われています。

場所によっては、英語教育の一環として専門講師を呼んだり、英会話の活動を行なったりする場合もあるようです。

保育園の英語教育のメリット

保育園での英語教育のメリットは主に以下の3つがあります。

・英語に対する抵抗感がなくなる

・吸収が早い

・多様性が身につく

1つ1つ詳しく紹介していきます。

メリット①英語に対する抵抗感がなくなる

保育園での英語教育のメリットは、英語に対する抵抗感がなくなることです。

その理由として、子どもの頃から保育園生活の中で楽しく英語にふれることができるからです。

幼い頃から英語に慣れ親しむことができれば、小学校での英語教育にも移行しやすくなるかもしれません。

メリット②吸収が早い

保育園での英語教育のメリットは吸収が早いということです。

人間には、あることを学習するには適切な発達のタイミング、臨界期というものがあります。

言語の臨界期はおよそ12歳~13歳であり、早く学習すればより効果が表れやすいと言われています。

つまり、言語習得の臨界期を迎える前に英語にふれることで、よりスムーズに英語を身につけやすくなるのかもしれません。

メリット③多様性が身につく

保育園での英語教育のメリットは多様性が身につくことです。

英語活動を通して、外国の文化や暮らしにふれることができます。

他国のことを知ることで、異文化への親しみや理解に繋がり多様性が身につくかもしれません。

保育園の英語教育のデメリット

次に、保育園での英語教育のデメリットについて3つ解説していきます。

主に以下の3つです。

・日本語の習得が遅くなる

・英語が苦手になるかも

・論理的思考が身につきにくい

11つ紹介していきます。

デメリット①日本語の習得が遅くなる

英語教育ばかりが先行してしまい、日本語の習得が遅れるケースもあります。

例えば、英語と日本語を混同して話してしまう、日本語でのコミュニケーションに支障をきたすなどの問題が挙げられます。

そのため英語ばかりにふれるのではなく、日本語でコミュニケーションを取る時間をきちんと確保することが大切です。

デメリット②英語が苦手になるかも

外国人講師に対して人見知りをしてしまうことや、英語活動についていけないことから、英語に対して抵抗感を幼い頃から持ってしまうことに繋がることもあります。

保育士さんなど、子ども達に対して楽しく、自分のペースで英語にふれていけるような関わりや見守りが必要になってきます。

デメリット③論理的思考が身につきにくい

英語と日本語をどちらも同程度に身につけようとする過程の中で、頭の中で考える言葉(思考言語)が充分に発達しないという事態に陥ってしまうこともあるかもしれません。

そのため、子どもの置かれた環境を考慮し、母国語をしっかり身につけられるようなサポートをしていくことが必要になってきます。

さいごに

今回の記事では、保育園の英語教育について、メリット・デメリットを紹介してきました。

グローバル化が進む日本で今後英語の需要が高まってきます。

英語を使った遊びなど子供達が英語に対して抵抗感を持たず楽しみながら学んでいくようにしましょう!