国家資格のひとつである保育士は、一生ものの資格として人気があります。

近年たびたび話題となる保育士の不足や待機児童問題もあり、保育士の需要はますます高まる傾向にあります。

そこで今回の記事では、保育士の仕事内容と資格を取得する方法・難易度を紹介していきます!

保育士の仕事内容

保育士とは、「子どもの保育」ならびに「保護者に対して子育てに関する指導を行う」ことを目的とした国家資格です。

具体的な仕事内容は、朝7時頃から夜8時頃まで、0~6歳の未就学児の面倒を見ることです。

食事や排泄など身のまわりの世話をはじめ、年齢に応じて一緒に散歩や外遊び、お遊戯をしたり、読み聞かせなどを行う仕事になっています。

保育士の資格を取得する方法

保育士の資格を取得する方法は2つあります。

・保育士の養成学校で資格取得に必要な科目を履修

・保育士試験を受験する

この2つしか方法がないので、どちらかを選ぶようにしましょう。

それでは11つ解説していきます。

方法①保育士養成学校で資格取得に必要な科目を履修

保育士の資格を取得する方法の1つ目は、保育士養成学校に入学する方法です。

保育士養成学校とは、厚生労働省が指定する大学、短期大学、専門学校のことで、保育に関する指定科目を履修して卒業すると保育士資格が取得できます。

養成学校の受験資格は学校により異なりますが、多くは高校卒業以上の学歴が必要です。

高校を卒業していない場合は、文部科学省が行う高等学校卒業程度認定試験(高卒認定試験)に合格する必要があります。

方法②保育士試験を受験する

保育士の資格を取得する方法は、保育士試験を受けて、資格の取得を目指す方法です。

保育士試験の受験資格を得るには、いくつかの条件があります。

・1991(平成3)年3月31日までに高校を卒業している場合

・1996(平成8)年3月31日までに高校の保育科を卒業している場合

・保育所や児童養護施設など、児童福祉法第7条に基づく施設での一定の勤務経験

保育士の仕事をするには、必ず保育士の資格が必要になってくるのでどちらかの方法を選ぶようにしましょう。

保育士の試験の難易度

保育士試験は、毎年67万人が受験する人気の資格です。

保育とは関係のない大学や短大を卒業した人、条件によっては中卒、高卒でも受験できます。

試験は、保育に関する知識を問う筆記試験と、実際の仕事で必要な技能を見る実技試験があります。

全科目それぞれ6割以上の得点で合格となります。

保育士試験は、合格率が約2割といわれる難関です。

筆記試験で全科目6割以上の得点を目指すのは大変なことかもしれません。

ただし、合格した科目については、その年を含めて3年間の有効期間が認められています。

合格率を見ると難易度が高く感じがちですが、通信教育でも取得しやすい資格です!

さいごに

保育士を目指すことは何歳からでも可能なので、仕事や家事と両立しながら資格の取得を目指せます。

ただし、保育士として働くには、合格率2割程度といわれる国家試験に合格することが必要です。

受験対策には、自宅にいながらマイペースで学べる通信講座を利用してみてはいかがでしょうか。